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膵臓のランゲルハンス島(膵島)とはどんなもの β細胞とは

画像 糖尿病・医療・科学
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〈画像出典:中外製薬https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada015.html〉

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ランゲルハンス島(膵島)とは

膵臓に存在する内分泌腺をランゲルハンス島(膵島)といいます。

膵臓には、アミラーゼなどの消化酵素を十二指腸に分泌する外分泌細胞とホルモンを分泌する内分泌細胞があり、ほとんどの部分は外分泌細胞が占めています。内分泌細胞は、外分泌細胞の中に小さな塊として島のように点在しており、これを発見したドイツの病理学者パウル・ランゲルハンス氏の名前からランゲルハンス島と命名されました。
ランゲルハンス島から分泌されるインスリンをはじめとするホルモンには、血糖値を調整する作用があり、この機能の低下が糖尿病の要因とされています。 

ランゲルハンス島の細胞とその作用

膵臓は、膵頭部・膵体部・膵尾部に分けられますが、ランゲルハンス島は膵尾部に多く存在します。
ランゲルハンス島にはα(A)細胞・β(B)細胞・δ(D)細胞があり、それぞれ異なるホルモンを分泌して血液中に含まれるグルコース(ブドウ糖)の濃度を調整します。これにより、血糖値を正常な状態に保つことができます。

α細胞(A細胞)

α細胞は、グルカゴンというホルモンを分泌します。グルカゴンには、下がった血糖値を上げる作用があります。血糖値が下がると、グルカゴンはグリコーゲンの分解を促進し(グリコーゲン分解促進作用)、血中のグルコースの濃度を上げます。同時にグルカゴンは、細胞に蓄えられたグルコースの血中への排出を促進します。このように、グルカゴンはグルコースの濃度を上げることで血糖値を上げることができます。

β細胞(B細胞)

β細胞は、インスリンというホルモンを分泌します。インスリンには、上がった血糖値を下げる作用があります。血糖値が上がると、インスリンはグルコースの合成を促進し(グリコーゲン合成促進作用)、血中のグルコースの濃度を下げます。インスリンによって合成されたグルコースは、グリコーゲンになりエネルギーとして蓄えられるため、血中へのグルコースの排出が抑制されます。同時にインスリンは、細胞へのグルコースの取り込みを促進します。このように、インスリンはグルコースの濃度を下げることで血糖値を下げることができます。

※僕はこのβ細胞の働きが悪くなってるんですよね。

δ細胞(D細胞)

δ細胞は、ソマトスタチンというホルモンを分泌します。ソマトスタチンは、食物を摂取することで分泌されます。グルカゴンやインスリンの分泌を抑制するほか、十二指腸から分泌されるコレシストキニンやセクレチンといった、膵液分泌を促進するホルモンの分泌も抑制します。ソマトスタチンが、これらの膵液の分泌を抑制することで、血糖値を正常な状態に保ちます。同時に、消化器系の過剰な運動と、栄養の吸収や消費も抑えることができます。

〈出典:顕微鏡観察ラボhttps://www.keyence.co.jp/ss/products/microscope/bz-casestudy/〉
※このように膵臓からは数種類のホルモンが分泌され、それらは膵液となって膵管から十二指腸に送られます。

膵液とは

胃で消化された食べ物は、膵管から十二指腸に送られた膵液によって、十二指腸でいろいろな栄養に分解されます。大人で一日に約1ℓの膵液が分泌されているといわれ、膵液にはトリプシンなどの蛋白質分解酵素、リパーゼなどの脂肪分解酵素、アミラーゼなどのデンプンやグリコーゲンの分解酵素というように、たくさんの消化酵素が含まれています。
また、膵液には胃液で酸性になった食べ物を中和する働きもあります。

 

※本日の勉強はここまで😄

次は、糖尿病の僕のβ細胞は一体どうなっちゃってるのか、調べてみたいと思います。

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