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万能細胞からランゲルハンス島β細胞が作れたらいいのに

万能細胞 糖尿病・医療・科学
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万能細胞と言えばSTAP細胞騒動、STAP細胞と言えば小保方晴子氏

STAP細胞発表の時は、大変驚きました。

一応、理系でしたので、動物の卵にはモザイク卵と調節卵(調整卵)とがあって、卵の初期段階で個々の細胞(割球)の運命が決まっているというのがモザイク卵でした。

それに対して、卵(胚)の各割球が将来どんな器官になるのかという決定時期が比較的遅い卵を調節卵といいます。

モザイク卵の典型例

モザイク卵の典型例はクシクラゲです。(有櫛動物:刺胞動物の近縁)。
 
クシクラゲは正常に発生した場合、クシ板と呼ばれる体構造を8列持つことになります。
 
しかし、2細胞期で胚を構成する細胞を引き離すと、4列のクシ板を持つクシクラゲが二個体発生してくるし、4細胞期で引き離すと、2列のクシ板を持つクシクラゲが四個体発生してくるのです。
 
つまり、最初の受精卵はクシ板を八列、2細胞期の各々の割球はクシ板を四列、4細胞期の各々の割球はクシ板を2列作るように、運命が決まっているのです。
 
このように卵の各細胞の運命が最初から決まっているのがモザイク卵と言われるものです。
 
そうした古くからの研究がある中、成体になった(運命が決まった)マウスの細胞(リンパ球)を酸に浸してストレスを加えたら、万能細胞になったというのですから驚きの発表。
 
しかも、伝統と権威ある理化学研究所の発表でしたので、衝撃が世界中を駆け巡りました。
 
ところが、発表後すぐに疑念を持たれ、ずさんな研究・論文が批判の的になり、責任者で上司の笹井芳樹氏は自殺にまで追い込まれました。
 
死ぬことはなかったのにと思うのですが、騒動の渦に飲み込まれているとそうはいかないのかな。
 
小保方晴子氏の方は洋菓子店で働いているという話が伝わってきましたが、今はどうしているのでしょう。
 
 
本筋から離れた話になってしまいましたが、今日はここまで。
 

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