下の引用記事にあるように取り換え式のセンサーで、間質液中の糖濃度を測定しているらしい。
私たちは常に汗を分泌しているから、その分泌液中の糖(ブドウ糖)を測定すればいいってことですね。
もちろん、血液中のブドウ糖に比べれば間質液中のブドウ糖は微量でしょうけど、両方の値を関連付けることができるとのこと。
素人目にみても間質液中の糖濃度がわかれば、血糖値とそれなりの有意性をもったデータが得られるであろうということはわかります。
ただ、腕に直接接触するセンサーは1週間に1回交換が必要というので、年金生活者の僕としてはランニングコストが気になります。
〈引用:針を刺さずに血糖値が測れちゃうスマートウォッチ、精度良好との試験結果〉
針を刺さずに血糖値の変動を推測
K’Watch Glucoseの内側には低アレルギー性の接着パッチ、そしてその下には「K’apsul」という使い捨てのセンサー端末が備え付けられています。K’apsulは一週間に一度の交換が必要だそうです。
K’apsul上に並んでいる数々のバイオセンサーや光刺激用マイクロポイントが、肌の上から間質液中の糖濃度を測定します。
測定された間質液中の糖濃度は、血糖値に換算された上で持続的に記録されます。
このように専用アプリと連携すれば、血糖値の変動がスマートフォン上でも確認できて、インスリン投与や食事のタイミングを見極められるようになるかもしれませんね。
ところで、血糖値測定スマートウォッチって、「アップルウォッチ」に比べると格段に安いんですね。
〈引用:「血糖値」と「間質液中の糖濃度」の違い〉
「血糖値」とは
血管を流れる血液内に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度です。
「間質液中の糖濃度」とは
間質液とは細胞と細胞の間に存在する液体のことです。組織液・細胞間液・細胞間リンパ液とも呼ばれます。ブドウ糖(グルコース)は血管を通って体中に運ばれ、体の末端で毛細血管から間質液、間質液から個々の細胞へと運ばれ、利用されます(下図)。
「間質液中の糖濃度」は、間質液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことで、CGMやisCGMでは、これを持続的に測定し 血糖値に換算した値を記録します。
図 「血糖値」と「間質液中の糖濃度」の違い(イメージ)
このように、「間質液中の糖濃度」は血糖値そのものではありませんが、血糖値とある程度、相関することが知られており、連続して測定・記録することで、血糖値の変動(血糖トレンド)を推測することに利用されます。
ただし、「血糖値」と「間質液中の糖濃度」には、以下に挙げるような違いがあると言われています。
「血糖値」と「間質液中の糖濃度」の違い
- 間質液中の糖濃度の変化は、血糖値の変化より遅れる(約5〜10分のタイムラグがあると言われている)
- 間質液中の糖濃度は、血糖値とまったく同じ値にはならない
- CGM、isCGMはセンサーを数日〜2週間程度、皮下に刺したまま測定するため、測定結果が異物(センサー)に対する生体反応の影響を受けることがある
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