70代に入ってからは死を身近に感じるようになりました。
現在、男性の平均寿命は81歳。
平均が81歳ということは、90歳まで生きる人がおれば70歳ちょっとで死ぬ人がいるということ。
なので僕もいつ死んでもおかしくない歳だ。
TVドラマや小説で、あの世が良く題材になります。
そして天国や地獄が描かれる。
京都のお寺もすべて天国と地獄を説く。
でも僕は死んだらすべてがお終いだと思う。
「天国や地獄」を信じる人も否定する人も、すべては生きている人間がやっていること。
人の「心」も生きている人間の脳が行っている作用。
死んだら肉体は分子や原子にまでバラバラになって、地球の構成成分となっていく。
そして植物の栄養となり、いつかは動物の体内に吸収され、人の体の構成成分となっていくだろう。
その意味ではまさに輪廻だ!
死んだ人は肉体も心も無に帰する。・・・
人が亡くなっても、日常は何事もなかったかのように過ぎ去っていく。
ただ大切な人を亡くした人の心は癒えない。
きっとそうした残された人々の心の中にこそ天国はあるのでしょう。
今日は何だか普段あまり考えないことに思いがふくらんでしいました。・・・・
「俺って生きてる」
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