コカ・コーラ(株)のHPのお客様相談室に、”「コカ・コーラ ゼロ」や「コカ・コーラ ゼロカフェイン」はゼロキロカロリーと書かれているのに甘いのは何故ですか?”という質問が載せてありました。
その答えは『「コカ・コーラ ゼロ」や「コカ・コーラ ゼロカフェイン」で甘味料として使用している、アセスルファムK、スクラロースは、それぞれ、砂糖の数百倍の甘さがあります。使用量が少ないので、「コカ・コーラ ゼロ」や「コカ・コーラ ゼロカフェイン」のカロリーもゼロキロカロリーになっています。』というものです。甘さは別の資料では砂糖の300倍くらいあるようです。
ところで、自然食品の砂糖(ショ糖)を食べると、体内で消化(分解)されて、ブドウ糖と果糖になります。ショ糖の分子式はC12H22O11 でこれに水1分子を加えて分解(加水分解)すると、ブドウ糖(C6H12O6)1分子と果糖1分子(C6H12O6)になります。大きなショ糖分子をおよそ半分の大きさのブドウ糖と果糖分子に分解することで、血管内に吸収できるというわけです。
ブドウ糖と果糖分子は同じ分子式(C6H12O6)ですが、立体的構造が少し違っており性質も違います。舌に乗せると果糖の甘みは強いですが、ブドウ糖は少し甘い程度です。
このように自然食品の砂糖は食べると、分解されて血液に吸収されエネルギー源になるのですが、合成甘味料のアセスルファムKやスクラロースは体内に取り込むとその後どうなっていくんでしょうか。消化されるのか、あるいは繊維質のように分解されないまま、そのまま体外に排泄されるの?どうなるんでしょうか。
次に、コカ・コーラのお客様相談室の”「コカ・コーラ ゼロ」に関するよくあるご質問をもっと見てみる” をクリックしてみましょう。
するとこんなズバリの質問がありました!
『糖尿病ですが「コカ・コーラ ゼロ」や「コカ・コーラ ゼロカフェイン」は飲めますか?飲んで血糖値は上がりますか?』
コカ・コーラ株式会社の答えを期待して見ましょう。
お答え⇒『「コカ・コーラ ゼロ」や「コカ・コーラ ゼロカフェイン」には、原材料に血糖値をあげるものは含まれておりませんが、ご心配の場合はかかりつけのお医者様へご相談されることをお勧めいたします。』
何だ、医者に丸投げかよ!
しかし、この文章はなんか微妙。
会社はコカ・コーラゼロに含まれている合成甘味料(アセスルファムKやスクラロース)をどのように考えているのでしょうか。
(続く) m(__)m