おはようございます。
今日は、糖尿病ではなくて介護の話。
要介護1の母が夏の終わりに亡くなりました。
親の臨終に子が立ち会うシーンって、TVドラマでしょっちゅうあるけれど、僕の場合、淡々としたもので涙も流れませんでした。
テレビドラマでは感動的なものがほとんどで見ていて涙を流す自分が、現実の親の死に向き合って涙も流れないなんて、僕って薄情な人間なんかなとも思ったな。
母がいたときの生活の気がかりは、自分自身の糖尿病の管理と母の介護の問題でした。
母の介護生活が2年半ほど続いたんだけど、その間のいろんな難儀は教科書通りの展開でした。
母の要介護1は微妙に認知症が表れてくるというもので、同じことを何度も言ったり、聞いたりするのです。
つまり短期記憶がだめになってしまい、今日が何年何月何日かがわからないのです。聞いてきますが、教えても全く頭には残りません。
ですので、病院に連れて行かなくてもよいときでも、母を一人にはしておけないのです。何と言っても火の元が心配!
加えて、私たち夫婦の一番ストレスになったことは、私の妹が私をディスりだしたこと。
「母のことを理解していない」「世話が足りない」みたいなことを面と向かって言うようになり・・・・。
デイサービスを利用することにまで「自宅で面倒を見ればいいものを楽するために施設に追いやってる」とまあ、こんな感じでディスってくる。
介護の教科書に自宅介護をしている人を一番苦しめるのは、兄弟姉妹等の親族だと書いてあるけれど、本当にその通りになった。
本来、親族は協力・援助すべき存在だと思うんです。
私たち夫婦が傍で親の面倒をずっと見てきたからこそ、私の兄弟は何も心配しなくても生活できたわけだし。
気の向いた時だけ親の顔を見に来て、「何ができていない、何が不十分だ」と文句だけ言って帰っていく。
本当は私たち夫婦に、感謝の言葉を述べるべきだと思うのに。
いろいろと考えさせられることがありました。