タイトルに書いた足の冷えが気になっています。
若い頃は、布団に入ればすぐに足も布団も温かくなったのに。
それで足と糖尿病の関係について調べてみました。
※下記の内容は〈京都医療センターフットセンター外来〉から引用又は参考にしています。
糖尿病足病変の危険因子
自分で出来る足壊疽(かいよう)・潰瘍(えそ)の危険度チェック |
□男性
□65歳以上
□糖尿病歴15年以上
□HbA1cが8%以上
□神経障害がある
□足の血行が悪い
□目が見えにくい
□腎臓が悪い |
□足がむくんでいる
□足が変形している
□関節が硬い
□足にタコ・ウオノメがある
□足を切断した事がある
□足潰瘍ができた事がある
□足に合った靴を履いていない |
※上記の項目が複数あてはまる人や、単独であってもその程度がひどい人は要注意です。
さて、上記のチェックシートに僕の状況を記入してみます。
☑男性
☑65歳以上
☑糖尿病歴15年以上
□HbA1cが8%以上
□神経障害がある
☑足の血行が悪い
□目が見えにくい
☑腎臓が悪い
□足がむくんでいる
□足が変形している
☑関節が硬い
□足にタコ・ウオノメがある
□足を切断した事がある
□足潰瘍ができた事がある
□足に合った靴を履いていない
15項目中、6項目が合致しています。糖尿病の影響はどうなんでしょうか。
今のところ気になるのは、就寝するときに足が冷えたままで温かくならないことです。でもこのことは老化現象の一つでもあるようです。
糖尿病性の潰瘍はないし、神経障害もないと考えます。なぜなら足が冷たくて暖かくならないことがわかるからです。
足潰瘍について
足潰瘍(かいよう)
糖尿病患者さんの中で足の潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)という病気(糖尿病足病変)にかかる人が増えています。糖尿病足病変の増加の背景には、足の神経がやられたり(神経障害)、動脈硬化により血液の流れが悪くなったり(血流障害)というような合併症を持った人が増加していることなどがあげられます。
足潰瘍(かいよう)は、皮膚が欠損した状態で、感染を合併すると周囲が赤くなり膿汁(うみ)も出てきます。
足壊疽(えそ)について
足壊疽(えそ)
足壊疽(えそ)は、皮膚や皮下組織などが死滅して暗褐色や黒色に変色する病気で、重症の血流障害や細菌感染が原因となります。広範囲な壊疽や、重症感染を合併した足潰瘍では足を切断せざるをえなくなります。
自分の足の危険度をチェックし、リスクの高い人は、日常のフットケアにより、足を潰瘍や壊疽から守りましょう。
糖尿病足病変が形成されるメカニズム
糖尿病足潰瘍や壊疽が出来るまで
糖尿病では、高血糖が年余にわたり続くと、足の神経がやられたり(神経障害)、動脈硬化により血液の流れが悪くなったり(血流障害)というような合併症が生じます。
一方、高血糖状態は、身体の抵抗力を低下させ、細菌感染が起こりやすくなります。このような障害を有する足に、外傷、靴ずれ、低温やけどなどによりキズが出来ると潰瘍や壊疽へと進むことがあり、注意が必要です。
神経障害
神経障害が進行すると痛みや温度を感じにくくなるために靴ずれややけどを起こしやすく、またおこしていても気付くのが遅れます。
釘などの異物が足の裏に刺さっていてもわかりにくくなります。
屋外だけでなく屋内でも、外傷に気を付けましょう。
風呂の湯の温度が足ではわからないため、やけどをしやすくなります。
風呂の温度(約40℃)を温度計で確かめましょう。
窮屈な靴を履いて足の指にキズが生じた一例。
本人はキズの存在を自覚していなかった。靴の中を見ると血痕が付着していた。足に合った靴を履くことと、靴の中を定期的にチェックすることが重要です。
タコを自己処置して感染を生じた一例。
強い炎症と膿汁(うみ)を認めるも本人は自覚していなかった。
血流障害-1
糖尿病になると、下肢血流障害が糖尿病のない人に比べて約5倍おこりやすく、進行も早いと言われています。無症状からしびれ感や冷感で始まり、歩行した後に下肢が痛み、休憩すると楽になる間欠性跛行という状態へと進みます。やがて安静時にも疼痛が生じるようになり、ついには潰瘍や壊疽が形成されてきます。このような症状(閉塞性動脈硬化症)のある人は主治医にご相談ください。
血流障害-2
糖尿病の下肢動脈硬化症は両側性で広範囲に生じます。
特に下腿(ふくらはぎ)の部分など末梢の動脈の閉塞が多いのです。
糖尿病性足壊疽
‐閉塞性動脈硬化症に細菌感染合併‐
閉塞性動脈硬化症が進行し壊疽になると、細菌感染も生じやすく切断せざるを得なくなることが多いため注意が必要です。
僕のHbA1cは7.4で基本的に高血糖です