僕はこの「糖化」という言葉は初めて聞いたんですけど、一般的な用語なの?
血糖が体内のタンパク質と結合して老化物質を生成するとのこと。
つまり、糖尿病の僕は健康な人に比べてかなり老化現象が進みやすいってことだけど、これってマズ過ぎ!
〈引用〉あなたは大丈夫?今すぐやめるべき「老化を早める朝食」
あなたは大丈夫?今すぐやめるべき「老化を早める朝食」
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“毎日安定したパフォーマンスを発揮したい人は朝食を摂るべき”と話してくれたのは、栄養士の松﨑祐子さん。でも、朝ごはんを食べると言っても大事なのはその内容。どうやら老化を加速させてしまう朝食、というものがあるのだそう。詳しく話を聞いた。
監修:松﨑祐子 栄養士 1993年生まれ、東京都出身。現役栄養士。大学時代は体育会女子ラクロス部に所属し、日本一を目指す。青山学院大学経営学部卒業後、服部栄養専門学校栄養士科へ進学。
そもそも、老化の原因は?
「老化の原因はさまざまありますが、その中の一つに細胞の酸化・糖化があると言われています」
酸化
「酸化とは活性酸素により体が錆びることを言います。活性酸素は体内で病原菌やウイルスから体を守る重要な働きをする一方で、過剰に発生すると細胞を傷つけ、細胞がスムーズに働かなくなります。これが酸化するということです」
糖化
「糖化とは体が焦げることを言います。糖質は生きるためのエネルギー源として不可欠な栄養素ですが、通常は食事で摂取された後、インスリンの働きですみやかに肝臓や筋肉に取り込まれます。 しかし、運動不足や過食が続くと、糖質が細胞組織に上手に取り込まれなくなり、高血糖を引き起こします。血液の糖は、さまざまな体内のタンパク質と結合してAGEsという老化物質を生成します。これが糖化するということです」 「私たちは生きている以上、誰しも老化は免れないものです。しかし老化のスピードは人それぞれ。細胞を作る原料である食事を少し気を付けるだけで、10年後のあなたの体は変わると言えます」
酸化・糖化を進める“老いる朝食”とは?
老いる朝食の例として以下があげられます。 ・糖質のみのメニュー ・酸化した食べ物の摂取 ・甘味料・糖分の過剰摂取
①糖質のみのメニュー
「時間が無い朝は、“パンのみ”“おにぎりのみ”になっていませんか? 糖質のみの朝食は体を糖化させやすいと考えられています」 【改善方法】 ・全粒粉パンや玄米など、茶色の糖質を摂る ・サラダなどと一緒に食べる
②酸化した食べ物の摂取
「コンビニなどで売られている食品は、調理から時間が経っているため、酸化していることが多いです。また賞味期限の長い物も酸化しているものが多いので気をつけましょう」 【改善方法】 ・作りたてのものを食べるように心掛ける ・フルーツなどフレッシュなものを食べる
③甘味料の過剰摂取
「人工甘味料は、通常の糖に比べて約10倍の速さでAGEsを作ると言われています。甘味料は多くの商品に入っており、気が付かないうちに摂取していることが多いです。ジュースや甘いスナックは避け、自然由来のものを摂取しましょう」 【改善方法】 ・出来るだけ自炊をする ・買う前に裏面の原材料を確認する
老けない朝食のいい例とは?
①新鮮な油を摂取する 「新鮮な油は美肌やホルモンバランスを保ちプラスになりますが、調理から時間の経った油は体を酸化させます。火を通して炒めものに使用するより、サラダにかけるなどして、できるだけ空気に触れたてのフレッシュなものを摂取しましょう」 ②ビタミンEを含む食材を摂る 「ビタミンEは“若返りのビタミン”とも呼ばれ、アンチエイジングに必要な栄養素と言われています。アーモンド、くるみがおすすめですが、ナッツは脂質も多く含みますので、1日25g程度を目安に食べるとよいでしょう。ドライトマト、モロヘイヤ、すじこ、イワシもビタミンEの含有量が多いためおすすめです」 ③大豆を食べる 「細胞はタンパク質から出来ています。 日々生まれ変わるため、新しい細胞を生み出すには、大豆のみならず多くのタンパク質が必要になります。大豆にはイソフラボンや、植物性タンパク質、ビタミンEなどアンチエイジングに役立つ栄養素が豊富に含まれています。納豆なら1パック、豆腐なら1/2丁を目安に、できるだけ毎日食べましょう」 「外見の老いは日々の食事の積み重ねとも言えます。いつまでも輝くあなたでいるべく、食事内容を少しだけ気を付けてみてください!」