こんにちは。
今日はビタミンDについて書いてみます。
ビタミンDと言えば、まず頭に浮かぶのはシイタケ。
そして、シイタケを食べただけではビタミンDを摂取したことにはならず、日光にあたらないとダメということ。
つまり、シイタケにはビタミンDになり得る化学成分が含まれており、それに太陽光の紫外線が当たることでビタミンDになるという事。
紫外線はエネルギーの大きい波長なんで、そのエネルギーで化学反応が進行して、ビタミンDが生成するという事でしょう。
このあたりのことが、NHKの『「ビタミンD」のトリセツ』に書いてありました。
〈出典:「ビタミンD」のトリセツ〉
【トリセツ01 世界中でビタミンDが欠乏している】
▶Point ビタミンDは紫外線を浴びて生成される
いま、世界中で報告されているビタミンD欠乏。ある報告では、「ビタミンD欠乏パンデミック」と呼んで問題視しています。日本でも、東京都内の調査結果で79%の人が欠乏していたという報告も出てきています。
▶Point 欠乏の原因は美白ブームをきっかけとした【過度な紫外線対策】
主な原因として考えられているのが、過度な紫外線対策です。※
実はビタミンDは、紫外線を浴びることによって、皮膚の中にあるコレステロールのもとになる物質が変化し、生成されます。
ところが、1980年代後半に「オゾンホール問題」をきっかけに紫外線の危険性が問題視されるようになり、美白ブームが到来。その結果、過度な紫外線対策で、ビタミンD欠乏が生じやすい状況になったと考えられています。
※)その他の原因として「リモートワークの普及」「食生活の変化」などもあります
【トリセツ02 ビタミンD 驚きのパワー】
▶Point 全身の健康に関わるマルチプレーヤー
ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨を丈夫にする重要な栄養素です。
そのため極度に欠乏すると、骨の変形や軟化による「くる病」や骨がスカスカになる「骨粗しょう症」のリスクとなります。
最新研究によって、ビタミンDにはインフルエンザの予防やがんや心筋梗塞などのリスクを低減する可能性があることもわかってきました。
【トリセツ03 LET‘S TRY! あなたのビタミンD欠乏をチェック!】
通常の健康診断では検査対象になっていないビタミンD。
そこで簡単に自分の「ビタミンD欠乏」リスクがわかるチェックリストを大公開!質問ごとの点数の合計が31点以上だと「欠乏のリスクあり」と判定されます。
【トリセツ04 改善編① 適切な日光浴のススメ】
▶Point しみ・シワのリスクなくビタミンDをゲット!
国立環境研究所の中島英彰さんは、紫外線量測定装置を用いて、どれほどの時間、紫外線を浴びればビタミンDを作ることができるのか計算しました。
その結果、驚きの事実が判明!紫外線を浴びてしみ・シワのリスクとなる時間は、ビタミンDができる時間のおよそ3倍だったのです。つまり、適度な日光浴を行えば、しみ・シワのリスクなくビタミンDを作ることは可能なのです。
ビタミンDは筋肉を作るのに必要な栄養素といういうことですから、不足すれば筋肉量の低下が起こる。
ということは血糖を消費するのに重要な筋肉が減るので、血中のブドウ糖量が増えて、糖尿病のリスクが高まることになります。
次のような記事もありました。
〈出典:「ビタミンD」が糖尿病リスクを減らす 不足すると筋力低下・サルコペニアのリスクが高まる〉
ビタミンDは、健康な体を維持するためになくてはならない栄養素。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収を助けり、筋肉の合成を促す働きもしている。
ビタミンDが不足している人は、将来に筋力低下やサルコペニアの発症リスクが上昇する可能性があることが、日本人を対象に行われた調査で明らかになった。
ビタミンDを十分に摂っている人は、糖尿病のリスクが低いという研究も発表されている。
ビタミンDは重要な栄養素
ビタミンDは、健康な体を維持するためになくてはならない栄養素。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収を助けり、筋肉の合成を促したり、免疫機能の調整にも関わっている。
筋肉にとってビタミンDは重要で、体内のカルシウム吸収を促して骨を増強するとともに、筋肉の合成を促す作用などがある。
ビタミンDは、サバ・アジ・サケ・マグロ・サンマといった脂肪性の魚や、卵、チーズ、シイタケ・エリンギなどのキノコ類などに多く含まれている。
ビタミンDをつくるのに日光浴も大切
また、ビタミンDは皮膚に日光があたることで、体内で合成される。外で日光浴をするのが効果的で、1日15分~20分、顔や両腕を出して日光浴をすると、ビタミンDを増やせる。
家にとじこもりがちだと、十分な量の日光があたらない。日本人でも、多くの人はビタミンDが欠乏していると推計されているが、外出が減ることで、よけいに不足してしまうおそれがある。
とくに高齢者では、肉や魚などから摂取するタンパク質が足りなかったり、ごはんなどの糖質を中心とした食事になることがある。
また、食事制限をしている人でも、タンパク質は不足しがちになる。筋肉をつけて健康を保つには、積極的にタンパク質やビタミンDを摂るようにしたい。