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酵素とホルモン(インスリンなど)の違いって何?わかりやすく書いてみた

インスリンのことを考えていて、酵素とホルモンの違いってどうなのと、ふと思った次

第。

何となくわかっているつもりでいたのですが、難しい。「えっ、なんか似てるけど。説明

するのは・・・」

それでちょっと調べて、わかりやすくまとめてみました。

酵素とは

酵素とは、生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子のことです。

つまり、生体中に存在する触媒のことを特に「酵素」とよんでいるんですね。

では、触媒とは何かと言うと、化学反応を促進する物質のことです。

身近な触媒の例としては、自動車のエンジンから排出される有害な窒素酸化物を無害な気

体(窒素ガス)に変化させる化学反応を促進するための触媒が自動車のマフラーの中に入

っています。この触媒の材料としては、ロジウム・白金・パラジウムなどです。いわゆる

レアメタルです。

ロジウムは酸性雨の原因となるNOx(窒素酸化物)をN2(窒素)に還元する化学反応を促

進し、白金とパラジウムは炭化水素(CmHn)を水に変える化学反応を促進します。

これなんかは、マフラーから有害物質が排出されるまでに無害な物質に変化させる必要が

あるので、化学反応を促進する触媒の働きが大いに期待されるわけです。

化学反応を促進するとどんな良いことがあるの

例えば、化学工場でナイロンを生産する場合、A社は優秀な触媒を開発して、1tのナイ

ロンを生産するのに1時間しか、かからなかったとします。ところがB社は触媒の性能が悪

い(ナイロンを生成する化学反応速度が遅い)ので、1tのナイロンを製造するのに10時

間かかったとします。そうするとB社はA社に比べ、同じ量のナイロンを生産するのに10

倍の時間を要するわけで、その間の人件費・電気代等コストが大幅に嵩んでしまいます。

ですので、性能のよい触媒を開発することは化学メーカーにとって、とても大切なことに

なります。

酵素の働き

〈出典: ウィキペディア

酵素は生物が物質を消化する段階から吸収・分布・代謝・排泄に至るまで

のあらゆる過程に関与しており、生体が物質を変化させて利用するのに欠

かせない。したがって、酵素は生化学研究における一大分野であり、早い

段階から研究対象になっている。

多くの酵素は生体内で作り出されるタンパク質を基にして構成されてい

る。したがって、生体内での生成や分布の特性、熱や pH によって変性し

て活性を失う(失活)といった特性などは、他のタンパク質と同様であ

る。

生体を機関に例えると、核酸塩基配列が表すゲノムが設計図に相当するの

に対して、生体内における酵素は組立て工具に相当する。酵素の特徴であ

る作用する物質(基質)をえり好みする性質(基質特異性)と目的の反応

だけを進行させる性質(反応選択性)などによって、生命維持に必要なさ

まざまな化学変化を起こさせるのである。

古来から人類は発酵という形で酵素を利用してきた。今日では、酵素の利

用は食品製造だけにとどまらず、化学工業製品の製造や日用品の機能向上

など、広い分野に応用されている。生体の機能をつかさどる関係上、医療

分野でも大きく着目されている。消化酵素を配合した消化酵素剤として利

用したり、疾患により増減する酵素量を検査することで診断に利用されて

いる。またほとんどの医薬品は酵素作用を調節することで機能しているな

ど、酵素は医療に深くかかわっている。

ホルモンとは

一方、ホルモンの定義は、「内分泌腺 から血液中に放出され、離れた場所にある、標的部

位の 特定の代謝過程を刺激する物質」ということになります。

例えばホルモンのインスリンは、膵臓のランゲルハンス島から血液中に分泌され全身に送

られており、食後に血糖が各臓器にやってくるとそのインスリンの働きによって各臓器が

血糖をとり込んでエネルギーとして利用したり蓄えたりして、食後に増加した血液中の血

糖値を一定に保つことになるのです。

ホルモンの特性

1  身体中の特定の内分泌腺で産生、貯蔵され、刺激に応じて血管内に直接分泌される。

2  血液を介して標的臓器まで運ばれていく。

3  ホルモンはそれぞれの標的細胞を持っており、標的となる細胞にはホルモン受容体が

あることでホルモンの作用を受ける。

私達、糖尿病患者はこのホルモン受容体(インスリン受容体)がちゃんと機能しなくなっているんですよね。

このようにインスリン(ホルモン)は、多くの臓器に働きかけて血糖を分解・貯蔵させま

すが、酵素(触媒)は特定の化学反応にしか機能しません。

例えば、窒素酸化物を窒素に変化させる触媒は、ナイロン合成の触媒にはならないので

す。

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