(科学的考察)EM菌の効能について。EM菌で洗濯効果あるの?

EM菌について、投稿『EM菌が万能というのは無理!我が家の花壇で酵母菌がアルコー

ル発酵』で、初めてふれました。

そこでも書いたのですが、EM菌を基本的に、堆肥(藁や枯草や木片のセルロース)を分

解・発酵させるものと捉えればなんら問題ないように思うのですが、EM菌の効能をあり

とあらゆるものに拡大している記述が随分と目に入ってくるので、公教育で理科(科学)

学んだ人には、多いに違和感があるのではないでしょうか。

(スポンサーリンク)

EM菌の洗浄作用を主張した製品説明の真偽

石鹸の洗浄作用について

そもそも石鹸の洗浄作用は、細菌類の生命活動による結果ではありません。

石鹸分子の両端に水分子となじみやすい「親水基」と呼ぶ原子団と油分とくっつきやすい

「疎水基」と呼ぶ原子団が存在するから汚れ(油分)を衣類から洗い落とします。

今、図のように油汚れがあったとします。

画像:石鹸分子

図の中のマッチ棒みたいなのが、石鹸分子です。

そのマッチ棒の頭(青い部分)が、親水基と言われるもので、水分子と結合しやすい

部分です。

一方、マッチ棒の柄の部分(黄色い部分の端)が疎水基と呼ばれる油分(汚れ)とくっつ

きやすい部分です。

衣類に油分(汚れ)があると、それを石鹸分子の疎水基が取り囲みます。

そして、疎水基が丸い団子状に汚れ(油分)を取り囲み、水の中に溶け込んでいきます。

丸い団子状の塊の外側には親水基があるので、それが水分子と引き合って、水の中に溶け

込んでいくのです。これが油汚れを落とす科学です。

ちなみにこの団子状の微粒子をミセルと呼んでいます。

EMと呼ぶ細菌類に洗浄作用があるの

EM混入石鹸の効能にEMを混ぜると、洗浄作用がよくなるとか、お肌に優しいとか、

洗濯物がふっくら仕上がると書いてありましたが、EM(細菌類…どういう細菌名な

の?)は細菌ですよね。

細菌類が上の石鹸分子の洗浄作用にどのように作用しているので

しょうか。

どの会社の記述にも、ただEMを混ぜればよくなるとしか書いてありません。

とにもかくにもまず、EMありきなのです。

次はある会社の宣伝文句です。

水に溶けやすく柔軟剤不要な粉石けん

[粉末タイプの洗濯石けん]
合成化学物質を使用していない純石けん分99%の石けん。
特殊構造で水にも溶けやすく、ふわふわの仕上がりで柔軟剤不要な粉石けんです。

シャボン玉の無添加石けんにEMをプラス!
より環境にやさしい石けんです。

「EMをプラスすると環境にやさしい」とのことですが、私にはなぜ、そうなるのかわか

りません。

EM菌がなぜ洗浄作用をアップし、環境的にもベターな状態を形成するのか詳しく原理を

説明してほしいと思います。

とにかくEMは万能なんだと考える人には、EMと書いてあるだけで意味があるのかもし

れませんが。

ではまた(;_;)/~~~

スポンサーリンク
レクタンブル(大)広告
レクタンブル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタンブル(大)広告